結婚指輪と婚約指輪を買ったのは、2016年11月末頃で、もう2年前の話。
プロポーズがあった夏にはブレスレットのプレゼントを貰い、「指輪は一緒に選ぼう」と話していたので、いい夫婦の日(11/22)に入籍した後のタイミングで年内に指輪を決めたいと思っていた。
ブランドへのこだわりは特に強くなく、ただ、わたしは1つ選ぶならエタニティのデザインが良いなぁというのがぼんやりとあったくらい。
お互い納得していないものを身に着けるのは嫌だという価値観は一致していたけれど、彼は結婚指輪をつけること自体に興味がなかった。
購入した時のメールを見ると結婚指輪を買いに訪れていたのは11/28。
ふとスマホの中の2016年の時のカレンダーに目をやると、ミュージシャンの夫は前日武道館でのライブをしていて、オフだった翌日に銀座へ行くことにしたんだった。
「この日しかない」と銀座のお店を回って、嫌だったことや感動したことがたくさんあった1日。
そのリアルな想いを順にふり返ってみようと思う。
これから指輪を買う予定で新たな気持ちで新生活をスタートしていくという方には、特別なものだからこそ、ふたりが納得できる結婚指輪選びをしてほしい。
何のために結婚指輪を買うの?「なんとなく選ぶ」一生物の買い物はするべきじゃない
世間では、よく「プロポーズで婚約指輪をもらい、その後、ふたりで結婚指輪を買う」ということが、いまだにステータスの流れのようになっているように見えたり、給料3ヶ月分という考え方も、もとを辿れば1970年代に作られたダイヤモンド販促キャンペーン広告のコピーらしい。笑
要は販売する側の希望小売価格みたいなものだ。
キャンペーンは80年代後半には終了していても、芸能人などの婚約会見などマスコミによる効果で約40~50年前のコピーが今も少なからず一人歩きしているのはPRとしてはすごいことなのだけれども。
婚約指輪を贈る前提であった結納はほとんど実施されなくなったし、今回プロポーズで使ったわけでもないし、夫も「婚約指輪」は何のためにほしいの?という考えだった。彼の周りでは2つ買っている人はめったにいないのだと言う。
わたしの周りでは2つの人もいれば、1つに絞る人もいる。
自分自身は、エタニティのようなデザイン性のあるリングと日常的につけやすいシンプルなリングがほしいという話をすると、すぐに「それは単にファッションリングとして、重ね付けをしたいだけで婚約指輪じゃなくていいんじゃない?たぶん、性格的にも結局1つしかつけなくなると思うよ」と反論が返ってきた。
たしかに...、エンゲージリングに対するイメージは合わせ方としてはピンキーリングをつけるのと同じ気持ちの種類な気もする。
結局は気に入ったデザインの結婚指輪を1つにしようかなという方向に落ち着いていた。
そもそもの指輪選びと同じで、お店選びも、なんとなく「ハイブランド」という考えでいると、世間一般のみんなと同じ「良いとされるもの」に踊らされ、そこに自分たちにとっての意味を見出さないまま中身のない一生ものの買い物をすることになる。
思い出となるジュエリーには、マイナスな記憶が残ると必ず後悔する
ある程度、下調べをして、わたしたちは普段ほとんど行かない銀座に向かった。
どこのお店も平日にもかかわらず混んでいて、よさそうなデザインを絞って出してもらうも、「どこかで見たもの」や「もう少しこうなっていれば」と既製品に対する妥協の気持ちが出てきてしまうし、当然、ハイブランドでオーダーするようなリッチな話も論外...。
ある外資系ブランドでは見せてもらうための1時間の順番待ち....。
たしかに、モノの質はとても良いと思うが、それ以上に神々しく輝くようにガツガツと光を当てている重々しい空気の中でスタッフの雰囲気さえ重たく見えてしまい、ちょっとうんざりしながら暗い気持ちでお店をあとにした。
その後、1つ調べていた日本のブランドのお店へ見に行ってみることに。
そこでは、2つほど気に入ったデザインもあり、ある程度満足できるものが見つけられたことに少しほっとした。
でも、あとで再度来店をした際に、別のスタッフに変わり一気に接客態度と言っていた話の内容が変わったのだ。
先程は、「これくらいの中から選べますよ」と、まるで色々とアレンジ加工ができるように話をされたのだが、どうもそれはモノによって条件が違うようだった。
わたしたちは、付けたときに指になじむリングの幅などにこだわっていたので、それが出来ないのなら、一旦考え直して「また見たくなったら新宿の百貨店に入っている近いお店に行くことにします」と言うと...。
急に「その店舗は銀座店のように広くなく、ゆっくり見れない」など、いかに自分の店舗で買ってもらうかという、ひき止めが始まり、まったく顧客側の立場に立とうとしない接客に一気に冷めてしまった...。
「ぜったいにコレだ」となっていたわけでもなかったし、せっかくの買い物を嫌な気持ちで決めたくない。
この後味の悪さがあったリングをずっとはめていく気にもならず、結局、後悔する買い物はやめることにした。
店舗がないのにどこよりもリアルなコミュニケーションができるBRILLIANCE+(ブリリアンスプラス)で、「ここで選ぶ意味」を見出せた
どのお店でもだめだった後、下調べをしていた1つのBRILLIANCE+ (ブリリアンスプラス)に電話をして、ショールームを予約。
エントランスからショールームへ進んでいく時、スタッフの方が出迎えてくださった空気に「ここは良いんじゃないか」という予感がした。
すぐにお茶とお菓子を出してくれたスタッフの対応が気持ちよく、室内も明るい。 複数のカウンターに分かれていて、ゆっくり話ができ、指輪を選べる環境は明らかにほかのショップとは違う。
BRILLIANCE+ は常に1万個近いダイヤモンドを販売しており、店舗ではなくネット中心で販売を行い流通の仲介をカットしている。
人件費を抑えられる上に、店ごとに在庫を抱えずに一括管理できることから、他社と比べて大幅にコストカットできている経営努力が魅力だった。
デザインのひな形は2,000件くらいあり、フルオーダーではなくセミオーダーであっても、かなり自由に自分の好きなデザインの指輪を作ることができるのが特徴。
特に、ダイヤの品質にはしっかりとこだわり、世界中のダイヤモンド取引所で認められているCGL(中央宝石研究所)とGIA(米国宝石学会)の2つに厳選し、いずれかの鑑定書がつくようになっている。
また、独自のダイヤモンド資格基準を設けて、専門家がすべてのダイヤモンドを念入りにチェックしているという。
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そして、ここで取り扱っているジュエリーはすべてMADE IN JAPANで、日本の職人さんが熟練の技で美しい指輪を作り上げているそう。
こだわりたかったリングの幅も華奢なものまで対応していて、サンプルがあるので不安もなかった。
ただ、なんといっても一番素晴らしかったのは「接客」
一貫して相手の話を親身に聞いてくれ嫌味がない。
既存のプランにはない加工の「斜めにこんなラインを入れたい」という希望に対して、これまでの事例をもとに「おそらく出来ると思います。工房の職人へ確認してみます。」と、すぐにかけあってくれようとする姿勢には、自分たちの希望が作り手に伝わっている安心感と信頼感を深めてくれた。
ただ、確認となると多少の時間はかかるので、細かくオーダーできることが売りになっているからこそ、ラインを入れる程度の簡単な加工はあらかじめできるようにプラン化していてもらえるといいなぁと思う。
でも、許可がいただけるなら名前を出させてもらいたいくらいアフターケアのメールも含め最初から最後まで丁寧で温かみのある対応、心がこもった接客に「このサービスと内容であれば、ここで買いたい」と即決。
当初は気に入ったもの一つにしようと思っていた指輪も、コストもデザインもサービスも申し分なかったので、婚約指輪と結婚指輪の2つを快く購入することにした。
夫は、「こういった全部のサービスを含めて買い物なんだなと思える時間だった」と話す。
わたしも、いくつもショップを回って感じられなかった心が通うリアルなコミュニケーションを通じて、ここで叶えることができた一生物の買い物に心から満足した。
購入を後押ししてくれた、友人からの「働いている方が素敵だったから決めた」という言葉
彼と同棲する前は実家暮らしだったわたしは、当時、渋谷で開催されていた個人の先生による料理教室に通っていた。
そこで仲良くなった友人が2人いる。
全員今は結婚しているのだが、わたしたちがここで結婚指輪を買おうかと話していた直後。
その時の1人が「先日、BRILLIANCE+ で指輪を購入した」と言うのだ。
こんな偶然があるの?と思い、話を聞いてみると...。
「実は先日、夫の知人の関係でレセプションパーティーに行く機会があり、働いている方もとても素敵だったから銀座ショールームへ行ってみたの。
それで、やっぱり接客もすごく良かったから購入したんだ。」
ということだった。
おそらく、この話を聞かなかったとしても、わたしたちはここに決めていたと思うのだけれども。
実際に心から接客がよかったと感動出来た実感を持っている中で、お互いに話したわけでもなく友人が同じことを感じていた出来事は、間違いなく、わたしたち夫婦の背中の最後の後押しをしてくれた。
一番嬉しかったのは、夫がふたりに合うお店を見つけて、最後まであきらめなかったこと
街を歩いていたり、百貨店でパッと見つけて入るような実店舗があるわけではない、BRILLIANCE+ を知ったのは、夫があらかじめ調べていてくれたブランドの中の1つがここだったからだ。
わたしは、当初「結婚指輪をインターネット販売中心の所で買うの?」とピンと来ていなかったが、彼はこう続けた。
ジュエリーデザイナーの友人にフルオーダーする選択肢もあるけど、結婚指輪のようなシンプルなものはたぶんセミオーダーくらいもいいんじゃないかと思うんだよね。
結婚指輪で店舗がないのは不安だけど、それを考慮してかなり細かくオーダーもできるようになっているし、
サイトもちゃんと作られていて、企業努力が感じられる。 無駄なところにお金をかけず質を重視している所だから、
見てみる価値はあるんじゃないか?
実際にサイトを見てみると、本当に好みに合わせて細かいオーダーができ、もちろんフルオーダーもあるが、とにかく種類も豊富で、顧客側の不安を払拭できるようになっているのがよくわかる。
何よりも、彼がこんなに細部まで考えて自分たちに合うものを見つけようとしてくれていることが、とても嬉しかったのを今でも覚えている。
結婚指輪に興味がないと言っていたのに、可能な限りアレンジができるか妥協をせずに、ショールームで希望のデザインをその場で絵に描いた時には、スタッフの方も驚いていた。
ブランドは、戦略的に作るものではなく、こうして、お客さんに頼られることとか、わかってもらうことで構築されていくものだと思う。
だから、買う側のわたしたちからすると、良い仕事をしてくれるかどうかに尽きる。
そうやって相談を続ける夫を前に、良いコミュニケーションが取れるかどうか、どこまで希望が叶う可能性が高いかどうかでこんなにも人の気持ちは動くものなのだなぁと、ブランド側の「作ることに力を注いでいる」ホスピタリティの高さを実感した。
毎日身につけるものには、この先ふたりで生きていく人生の想いが証として宿っていく
正直、周囲の声を聞いていると結婚式も、結婚指輪もその時の想いやイメージは忘れてしまうことがほとんどだと思う。
どんなに豪華な結婚式をしても、高価なリングを購入しても、年月とともにそれがどんなことだったかという内容は薄れていくだろう。
でも、自分たちで苦労して作った手作り挙式のこと、友人に作ってもらった素晴らしいジュエリーピアスのこと、そして、この結婚指輪 を買った時のことは、わたしたちにとって一生記憶に残る出来事となっている。
中でも、ほとんど毎日身につける結婚指輪は、今も特別な存在だ。
きっと、そこには、わたしたちの想いがリングに宿っているからだと思う。
ジュエリーの特性とは、あの時の約束とか、決意とか、思い出といった、持つ人の想いが込められているもの。
それは、自分がすごく大切な人からもらったものや親から受け継いだものだったり、お金に換算できない。
そして、大切なのは、ものを大事にすることだけじゃなく、ふたりにとって必要な価値観を築いていく現在進行形の時間をかみしめること。
指輪を買う時も、毎日の暮らしも、それぞれが納得した時間を過ごすことが、より良い夫婦生活を育んでくれる。
そんな夫婦としての始まりを記念する一生物になる結婚指輪には、妥協せず、お互いの想いをのせた「特別な買い物」をしてほしいと思う。
銀座本社ショールーム
〒104-0061
東京都中央区銀座2-5-8 GM-Gビル7F
東京メトロ 銀座線、丸ノ内線、日比谷線
銀座駅 A13番出口より 徒歩3分
Webサイトから自由にダイヤモンドとリングを組合せて、婚約指輪をリーズナブルに購入できるブリリアンス+ 。
落ち着いた雰囲気の中、ゆったりとダイヤモンドと婚約指輪・結婚指輪を見ることができるショールームがあり、予約はwebまたは、電話にて可能。
東京(銀座)・横浜(日本大通り)・大阪(中之島)・福岡(天神)・名古屋ショールームがあります。
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竹内 亜希子 Akiko Takeuchi
-植物療法士(フィトセラピスト)
-女性の健康経営推進員
-健康経営エキスパートアドバイザー
幼少より10年間シンガポールで暮らす。
帰国後、会社員として働く中で余白時間を奪われる社会の渦に揉まれ、20代半ばに坐骨神経痛を一年患い、根本改善のためにストレスケアにフォーカス。食生活改善と植物療法を実践し、3ヶ月で完治。
植物療法士として、働く世代の女性の心身のセルフケア、ストレスやホルモンバランスの体の変化をコントロールできる体質づくりを指導。
オリジナルハーブティーブレンド 販売、カフェ等の店舗向けオリジナルハーブティー商品企画・提供、大切な人とのヘルシーな時間を追求するカルチャーメディア『Documentary Gift 』を運営。
現在は、ヘルスケア企業にて、健康保険組合や企業に向けた生活習慣改善プログラムの提供・運営や健康経営推進、中でも女性の健康づくりに注力。
働く女性にとっての「からだにいい生き方」や予防のための「セルフケア」を継続する暮らしのつくり方を伝えている。
趣味:日々の楽しみは、心打つライブと毎日調合するハーブティー、そして家族と食卓を囲う時間。