ある日、仕事の帰り道、電車の中で髪や爪を見ると、髪が乾燥していたり、爪のささくれが気になって・・・「ああ、なんだか疲れを感じるなぁ。」と、思ったことはないでしょうか?
30代も半ばに差しかかり20代の頃には考えもしなかった自分の変化を目の当たりにすると、小さくショックを受けてしまうことって弱っている時ほど感じますよね。
35歳~40歳になるにつれても、また大きな変化を感じてくるものです。
でも、これは「お肌の曲がり角」なんて言葉にもあるように、実は髪にも爪にも「曲がり角」があるから、当然のこと。
ホルモンの分泌が関係しており、女性の髪の太さやツヤは35歳前後を境にホルモン分泌とともに低下し、髪の毛が細くなっていく傾向があります。
頭皮も硬くなりがちになるので、血流が悪くなると必要な酸素や栄養分が毛根に届きにくくなって、「髪の毛を再生するプロセスが加齢に伴い不安定になっていく」
「爪も乾燥して薄くなり、表面にスジができやすくなっていく」
そんな自然の原理と向き合わなくてはいけない時がやって来ます。
そんな時は、まず今の自分を客観的に受け止めて、内側のケアを自分時間に一つ追加することをおすすめします。
自律神経の働きとカラダの変化の関係
やりたいことや仕事、家族のことなどを考えて日々過ごしていると、ときには食事のリズムが狂ったり、眠りのリズムが狂ったり、活動と休養のリズムが狂ってしまうことってありますよね。
これによって、精神が不安定になり、気づかないふりをしてストレスを抱えたまま頑張り続けてしまうと、気づいたときには.....
「イライラする」「だるい」「やる気が出ない」「昼間の眠気」「目覚めが悪い」「夜眠れない」
自律神経の乱れによって、こういった不調が起きてくることがあります。
自律神経は、自分の意思とは関係なく、体の機能をコントロールしている神経のこと。
呼吸のリズムを整え、全身に酸素を送り、血液を全身に流し、身体を温める。栄養を吸収して、内臓を動かし、老廃物を排せつさせる。免疫を働かせて、有害なものから身体を守ってくれる。
ただ、意識しないでできるため、意識が向きにくく、自律神経のバランスを崩してしまうことも多いのです。
それもそのはず。
わたしたちのライフスタイルの中には、想像以上にたくさんの「変化」が存在します。
寒暖の差と春特有の環境の変化、引っ越し、社内の部署異動、転勤、転職、独立、同棲、結婚、出産、子供の成長、親の介護、加齢による身体の変化‥‥。
時代もどんどん変化している。
注意したいのは、実は自分ではプラスに感じて気分的にはワクワクしていることでも、自律神経には大きなストレスになってしまうことも。
変化にさらされている日常生活の中を生きていることを理解していないと、「楽しいから大丈夫!」と言いながら、気づいたときにはちょっとの体調不良では済まず、大病になることも。
だからこそ、それを理解して自律神経が乱れないような習慣を身につけておくことをおすすめします。
夜は同化・吸収の時間。どうせなら美容成分のあるものを選びたい。
1日をなんとなく過ごしていると、出来なかったことを後からカバーしようとすることも多くなるけれど、私たちの身体は、時間によってサイクルが決まっているんです。
夜は体や脳や臓器を動かすエネルギーを作ったり、筋肉や肌、爪や髪などを修復したり体調を整えてくれる身体のサイクル。
セルフケアをするときは、このサイクルを意識して、よりコントロールしやすい身体の状態を作るようにしていくことが身体を自分で整えるコツ。
美肌ケアやホルモンバランスを整えるケアは回復と修復を行ってくれる夜に行って、その時間は「心身ともに身体を満たすこと」を意識しましょう。
栄養素が不足した女性の身体を守ってくれるハーブティー3種ブレンド
アクティブに動いた後、夜は眠る準備をするためにも1日の疲れを癒したいし、どうせなら回復時間の睡眠の質も上げたいですよね。
さらに、やっぱり女性としてお肌のハリや身体への栄養素も・・・。
と思う女性心は何歳になってもあるものなので、私も日常的に取り入れている美容、健康双方の観点からおすすめしたいブレンドをご紹介します。
月桃
ポリフェノールを赤ワインの数十倍含んでおり、強い抗酸化作用もつのが特徴の南方系ハーブ。
難しく考えない「わたしだけの時間」が教えてくれること
もともと身体がアクティブでない夜には、こんな風にほどほどに頭を使う時間が人間には存在します。
目的意識を持って力んで過ごそうとするとストレスがかかるので、一見あいまいに見える時間を自分にとっての『必要時間』にさらりと変えるように少しだけ意識することが大切。
ーお茶の味も若い頃と好みが変わらないものもあれば、今好きな新しい味がわかるようになる。ー昔好きだった趣味も、今は物足りないこともある。それはどんなきっかけで変わっていったのか紐とくと、その理由も見えてくる。
今日ご紹介した3種が入ったブレンドティーはこちらから▼
竹内 亜希子 Akiko Takeuchi
-植物療法士(フィトセラピスト)
-女性の健康経営推進員
-健康経営エキスパートアドバイザー
幼少より10年間シンガポールで暮らす。
帰国後、会社員として働く中で余白時間を奪われる社会の渦に揉まれ、20代半ばに坐骨神経痛を一年患い、根本改善のためにストレスケアにフォーカス。食生活改善と植物療法を実践し、3ヶ月で完治。
植物療法士として、働く世代の女性の心身のセルフケア、ストレスやホルモンバランスの体の変化をコントロールできる体質づくりを指導。
オリジナルハーブティーブレンド 販売、カフェ等の店舗向けオリジナルハーブティー商品企画・提供、大切な人とのヘルシーな時間を追求するカルチャーメディア『Documentary Gift 』を運営。
現在は、ヘルスケア企業にて、健康保険組合や企業に向けた生活習慣改善プログラムの提供・運営や健康経営推進、中でも女性の健康づくりに注力。
働く女性にとっての「からだにいい生き方」や予防のための「セルフケア」を継続する暮らしのつくり方を伝えている。
趣味:日々の楽しみは、心打つライブと毎日調合するハーブティー、そして家族と食卓を囲う時間。