現在34歳の私は、20代の頃、低血圧で朝は苦手な上、朝ごはんはあまり食べられませんでした。
それでも、実家暮らしをしていた私に毎朝出かける前、母がいつも朝食を用意してくれていたので、目玉焼きやウインナー、おにぎり、卵サンドなどがローテーション。
そして、当時気に入っていたコーヒー味の豆乳ドリンクを飲むのが日課だった日々。
朝食を食べる習慣ができてから、少しずつ毎年の健康診断で測る血圧は100を超えるようになっていったのだけど、いつも消化が間に合っていない感覚があったり、こんな願望をもっていたのを覚えています。
朝起きて外出する日は、1日ご機嫌に過ごすことができるように、肌や体調を整えたい。
将来的には、結婚して夫婦でゆったり朝食時間を過ごしたいーー。
・・・なんて、想像してみたり。
中でも働く女性の朝は、独身でも子供をもつママでも、「あと5分しかない!急がないと遅れる~!!」とバタバタしている人が多いのではないでしょうか。
朝は排出の時間。余白を大切にゆったり過ごしたいのが本音
朝の通勤中、たまにお腹がゆるかったり、からだの消化が間に合っていない感覚があった20代半ば。
子供のような成長期だったり外で力仕事をするようなエネルギーワークの職業なら朝ごはんの補給も十分に必要になってくるけれど、朝は体から排泄する時間。
朝の4時~正午12時までが、体内の不要なものを外に出す働きをする身体のサイクル。
食べ物はエネルギーとして細胞の中に消えていってしまうので、便を出すことで人は70~80%、残りの2割は尿で排出をしているという身体の仕組みです。
だから、その働きを妨げるように、朝食を急いで食べていては、消化が間に合わなくなる。
それが体感としてわかってからは、やっぱり、人って心も体も余白(余裕)がないとだめなんだと実感をしました。
ぜひ、朝から正午までは身体から不要なものを排出する時間と頭に置いて、負担をかけずに、10分でもゆったりした時間を取るようにしてみてください。
1日の始まりをご機嫌に過ごすために1つだけ事前準備をしてみる
そもそも、私はめんどくさがりなO型人間で、食生活は大事にしたいけど、丁寧にごはんを毎日作ることを続けられるタイプではない・・・。
毎朝仕事に行く環境では、朝にイケてる朝食を用意する!というのはとってもハードルが高くて。
だからこそ、朝はすぐに準備できるフルーツや飲み物で十分。「これなら身体にも負担をかけずに時間もかけずにできるなぁ」というメリットがあったんです。
消化・吸収・排泄の働きをスムーズにする酵素を含むのはローフードといわれる生野菜やフルーツ。
またしても壁が出てきたのは、「毎日フルーツを準備できるだろうか??」という疑問。
きっと、寝坊をする日もあれば、化粧して、髪をセットして・・・と準備したら、お茶をゆっくり淹れる時間がないという時もしばしば。
そこで、私は自分にちょっと甘いルールを作りました。
「基本はフルーツ+ハーブティー。間に合わない日はどちらかしよう。」というマイルール。
一つだけ準備するのは、腸内環境を助けてくれるハーブティーブレンドのストック。
ハーブティーは抗酸化作用やからだを温めてくれるなど、女性にうれしい点もいくつもある。
休日は茶葉から淹れてもいいし、時間がない日は用意しておいたティーバックを水筒に淹れてもっていくこともできるし、お湯さえ注いで3分待てば出来上がり。
ぜひ、時間がない朝用にお気に入りの香りや味のハーブティーブレンドをストックしてみてください。
胃腸環境を助ける鉄板ハーブティー3種ブレンド
毎朝お茶を飲むなら、「日本のお茶に近い味で飲めたらいいなぁ。」と私はよく思っているので、ほうじ茶や緑茶に近い味のブレンドをデイリー使いにしています。
たとえば、こちらの3種類。
①ダンディライオン
西洋タンポポの根の部分を使ったハーブ。肝臓や胆のうが疲れている時に。
②フェンネル
ガスがたまりやすく、お腹が張りやすい時に。
③ペパーミント
胃腸や肝臓の働きを促し、すっきりさせたい時に。
ダンディライオンは西洋たんぽぽの根っこの部分を使っていて、ローストタイプとローストをしていないタイプがあり、香ばしいほうじ茶のような味わいがお好きな場合は、「ダンディライオンルート」と書かれているローストタイプがおすすめ。
香ばしさがあるお茶が苦手な方はローストしていないタイプを。
ハーブティーはブレンドで組み合わせていけないものはないので、それぞれを好きな量で入れたりしながら楽しむことができます。
味と香りの体感で気分や状態がわかるように。
30歳から同棲をしていた彼と33歳で結婚をした後も、朝のフルーツ&ハーブティールールは無理なく続けられていました。
どちらもできない日があっても、お昼までが排出時間とわかっていると、お水をたくさん飲むようにしたり、臨機応変に自然とセルフケアができるように。
一方、夫は頭痛持ちで頭痛薬のロキソニンを手離せない生活を送っていましたが、ハーブティーを飲む時間を少しずつ取り入れていくことで、すぐに薬に手を出すのではなく「飲まないで様子を見てみる」ということが多くなりました。
それは、お茶を飲む時間を通して自分の内面(身体と心)と自然と向きあって、「今どの程度の状態だろうか」と意識して考えられるようになったという変化でした。
今は必要じゃないかもしれないと感じる=身体が欲していない。
人は、ごはんを食べる時にその時の気分で食べ物を選びますよね。
ー今日はパワーチャージでハンバーグが食べたい。
ー暑くなってきたから冷やし中華かな?
ービールに合う辛めのタイ料理がいいなぁ。
それと同じで、ハーブティーを飲む時も、そのときの心持ちや気分で、香りや味がより美味しく感じる日もあればイマイチな時もある。
今の状態と向き合いながら、その時に「美味しい」と感じるものが身体の状態に合っているものなんです。
1杯のハーブティー生活で手に入れる家族との幸せな時間
どうせ食べるなら、どうせ飲むなら「美味しいもの」がいい。
美味しいものなら、「大切な人と美味しい時間を楽しみたい」
美味しく健康的な時間は、パートナーや家族と一緒に過ごせたら嬉しいですよね。
ハーブティーは数時間後に汗や尿となって排出され、続けることで巡る身体に整えていくデイリーケア。
それには、どうしても長く共にしていく人との環境づくりが大事です。
毎日のごはんは、一緒に暮らす人と共にしているわけなので、乱れればお互いに栄養が出る可能性が高くなります。
お茶を一杯取り入れるとしたら、お互いの分をすぐ淹れられるように準備をしておきましょう。
一緒に飲んだり、あとで温めて飲んでもらったり。
そうすれば、自分だけでなく、大切な人の幸せな変化もいっしょに感じていけるはずです。
今日ご紹介した胃腸環境を助ける3つのハーブを入れたブレンドティーはこちらから▼
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竹内 亜希子 Akiko Takeuchi
-植物療法士(フィトセラピスト)
-女性の健康経営推進員
-健康経営エキスパートアドバイザー
幼少より10年間シンガポールで暮らす。
帰国後、会社員として働く中で余白時間を奪われる社会の渦に揉まれ、20代半ばに坐骨神経痛を一年患い、根本改善のためにストレスケアにフォーカス。食生活改善と植物療法を実践し、3ヶ月で完治。
植物療法士として、働く世代の女性の心身のセルフケア、ストレスやホルモンバランスの体の変化をコントロールできる体質づくりを指導。
オリジナルハーブティーブレンド 販売、カフェ等の店舗向けオリジナルハーブティー商品企画・提供、大切な人とのヘルシーな時間を追求するカルチャーメディア『Documentary Gift 』を運営。
現在は、ヘルスケア企業にて、健康保険組合や企業に向けた生活習慣改善プログラムの提供・運営や健康経営推進、中でも女性の健康づくりに注力。
働く女性にとっての「からだにいい生き方」や予防のための「セルフケア」を継続する暮らしのつくり方を伝えている。
趣味:日々の楽しみは、心打つライブと毎日調合するハーブティー、そして家族と食卓を囲う時間。