コーヒー、紅茶、緑茶。
親しみがある飲み物、クセになる飲み物。
量は違えどこれらに共通しているのは、カフェインが含まれていることだ。
朝飲んだっきりだから、またコーヒー飲みたいなぁ。
なんて思うのは、カフェインが脳に対する依存性があるからで、依存=習慣になりやすいものだから。
ただ、たまになら良いものの、カフェインは身体を冷やす作用があるので、わたしは意識的に飲む量を減らすようにしている。
逆に自分が日常的に飲んでいるハーブティーはそういう意味で言うと依存性がない。
カフェインが含まれるものもあるけれど、量がごく少量。(例: マテ茶は、コーヒーの約1/4、紅茶の約1/3、緑茶の約1/2程のカフェイン量)
じゃあ、わたしはなんでこんなにハーブティーを習慣化できて、体調が安定した身体づくりができるようになったのだろう?
今日は美容にも健康にもよく、続ければ続けるだけ老化防止につながり、自然治癒力が高まるハーブティーをどうやって取り入れていったか、せっかくなので普段よく飲む生活の木の「私の30日茶」シリーズ全9種類を試しながらコツを考えてみた。
大事なのは、自分で選び、自分の意志で1ヶ月をつくること
ハーブに出会う前の自分を振り返ると、いつも自分の身体に自信をもてていなかった。
生理痛が重いから、生理初日は鎮痛剤を飲まないと...。
昔から低血圧で朝はつらいし、寝る前まで考えごとしているからなのか寝つきが悪いんだよね...。
季節の変わり目に鼻のど風邪をひきやすいから、症状が出たらなるべく早めに耳鼻科に行きたい...。
こんなふうに、まさに自分のコンディションに振り回されている状態で。
これは、今思えばメンタル面が安定していなかったことが大きく影響していたと思う。
恋愛がうまくいかなかったり、仕事のストレスを抱えていたり、未来が漠然としていたり。
つい、そういった自分と向き合うケアをおざなりにして、ボディケアのやり方だけ変えようと、さまざまな方法を探す。
結局、フィジカル面だけではコンディションをキープすることはできないことに気づいたのは、仕事上の人間関係のストレスで坐骨神経痛になってからだった。
体と心はつながっているので、メンタルの状態が落ちていれば風邪をひいたり、女性ならホルモンバランスが崩れたりする。
体調をコントロールするには、身体とメンタルコンディションの2つのバランスが安定していることが基本なのだ。
体調管理とは、現在地を知り、なりたい姿の軸をもって何にも負けないと思える自信をもった自分をつくること。
毎日安心できる環境をつくり出し、何かを行動する上でいつでも前に進める基盤となる自己管理をすること。
そのためには、
どんな自分になりたいのか?
どうキレイになりたいのか?
今の自分に本当に必要なものは何なのか?
一歩踏み込んで自分と対話をする必要がある。
特に女性は、ホルモンバランスを整える意味でも、まずは1ヶ月、内面と向き合い、自分の力で過ごす1ヵ月の習慣を作っていく意識をもつことが大切だと思う。
身体の状態の声を聞きながら、必要なものだけを選び、セルフケアをしていくと、不要なものが自然とそぎ落とされていく。
そうやって、自分自身と向きあったあとに、マインド磨きも含めた安定した身体づくりをしようと、わたしは薬に頼らないハーブティー生活をスタートした。
一つの習慣を手に入れれば、現実は一気に動きはじめる
ハーブティーを飲みはじめてからも、一つ一つ茶葉を選び「お茶を淹れる」という行動がものすごくめんどうに感じる日もよくある。
植物療法士という職業柄、ブレンドに入っている種類が多すぎるとどのハーブが自分の身体に良かったのかわからないという理由もあって、固定ブレンドはあまり置かずに自分で体調に合わせて調合して飲むほうが多かった。
でも、気に入ったブレンドを1種類だけでなく、数種類手元に置いてみたら、単品だろうが、ブレンドだろうが「今日はこれを飲もう」とちゃんとそのときの状態に合わせて選ぶことができて、続けることがとにかく楽になった。
1種類のブレンドだけに固執すると、自分の身体の声を聞かずに、どんな状態のときにも同じものを飲むというチョイスになってしまう。
だから、「どのハーブでもいいので、飽きないように体調や気分に合ったハーブティーを続ける」と広くかまえることに決めた。
一つ一つのハーブがどう良かったか、すぐにはわからなくても、日々チョイスをしていけば、「こんな状態のときに、このお茶を選んで飲んだら楽になったなぁ」という小さな身体の変化がだんだん見えてくるようになる。
そして、毎日1杯でもハーブティーを飲む習慣を手にしたあとは、自然と外でのカフェイン摂取量が減り、生理痛の鎮痛剤も飲まないように前広にホルモンバランスを調整するハーブを意識して摂るようになっている自分がいて。
こうやって、当たり前のレベルも今の自分に合わせて変わっていくのだなぁ、と実感した。
ほしい未来に近づく習慣を知り、それを自分に取り入れなければ未来は変わらない。
自分の毎日のコンディションはこれまでの習慣の積み重ねから成り立っているので、新たなことを習慣化するには早くて約2〜3ヶ月かかる。
何が心地よいか、心地よくないか、何を望んでいて、何を望んでいないのかを明確に感じとって一歩踏み出すことで、無意識に行っていた身体に合わない習慣もいっしょに変わっていき、目の前の現実がしっかり動きはじめるということを、わたしはハーブティーから教えてもらった。
生活の木から出ている9種類のブレンドティー「私の30日茶」は簡単にちょっと丁寧な習慣を作ってくれる
植物には多くの効能が詰まっていて、自然治癒力を引き出し身体全体をサポートしていく力がある。
ハーブを用いた治療を植物療法(フィトテラピー)といい、副作用やカロリーがなく、子供から高齢者、妊婦さんにもあらゆる場面で適応できるセルフケアだ。
どのハーブにも老化防止の抗酸化作用が含まれており、免疫を強くしていくことが期待できる。
とまぁ、なんとも美容健康に役立つ存在であるハーブティーを習慣化する一つのアイテムとしておすすめしたいのが、「私の30日茶」。
わたしも自分のブレンド以外に好んで数種類飲んでいるのだけれど、これは、生活の木がこれまで40年とハーブのある暮らしをさまざま提案してきた中、もっと日常に寄り添うおいしいハーブティーを届けたいという想いから磨き上げたブレンド。
30日お茶を飲んで心と体に気持ち良い習慣を始めようという、継続することを軸にしたシリーズだ。
「仕事や育児に疲れて元気がほしいとき、忙殺されて女性らしさを忘れているとき、恋人との時間のためにキレイになりたいとき、PMSでなんだかイライラするとき」など、抱えているさまざまな今の気持ちに合わせて西洋と東洋のハーブをブレンドした9種類(カフェインフリー)は、とても手に取りやすい。
1. 東方美人ブレンド
—全16種類—(ノンカフェイン)
【配合ハーブ】ローズヒップ、グアバ葉、ハトムギ、エルダーフラワー、ヒース、ダンデリオンルート、マリーゴールド、東方美人、ルイボスグリーン、オリーブ
【その他】レッドグレープリーフ、ネトル、バードックルート、ジュニパーベリー、ローズマリー、月見草
特徴は、高級烏龍茶「東方美人」、レモンの20倍のビタミンCを含むローズヒップ、紫外線対策や美白ケアにハトムギとヒースなどが含まれる肌美容に良い組み合わせ。
美容にも、食事中のお茶としてもおすすめしたいブレンド。
※東方美人(Oriental-beauty)とはその名で世界に知られ、フルーティーで蜜を思わせる香りが特徴の烏龍茶(製品のブレンド中25%使用)
2. 軽やかサラシアブレンド
—全18種類—(ノンカフェイン)
【配合ハーブ】ルイボスレッド、ギムネマシルベスタ、フェンネル、マルベリー、グアバ葉、月見草、杜仲葉、ジンジャー、サフラシアオブロンガ、マテロースト
【その他】シベリアンジンセン、オリーブ、レモングラス、バードックルート、ギンコウ、シナモン、ネトル、ミルクシスル
特徴は、アーユルヴェーダで健康に良いと飲まれていて、血糖値上昇抑制効果や抗肥満作用のあるサラシアオブロンガ、体脂肪の燃焼などに良い中国の杜仲茶、南米の飲むサラダといわれるカルシウムや鉄分が豊富で心身の疲労回復もしながら脂肪燃焼作用のあるマテなどによる、血糖サポートや抗メタボリックに役立つブレンドであること。
マテは、運動の30分前くらいに飲むと、脂肪燃焼効果がアップします。
からだをスッキリさせたいときにおすすめ。
※このブレンドはカフェインの含まれているマテローストが入っていますが、分析値はティーバッグ1袋熱湯180ml抽出当たりの数値だそうで、カフェイン0.0%と表記されています。
豆知識:ちなみに、普通にマテの単品茶葉を買って飲むときは、水出しにするとカフェインは抽出されません。カフェインなどのアルカロイドは高温で抽出されるため、麦茶パックのように水出しで抽出すれば子供でも安心して飲める「南米麦茶」になります。
3. 温巡ジンジャーブレンド
—全11種類—(ノンカフェイン)
【配合ハーブ】シナモン、マリーゴールド、ルイボスレッド、ギンコウ、フェンネル、ジンジャー、ヒハツ、スチームジンジャー、カルダモン、マカ
【その他】みかんの皮
特徴は、ジンジャー(生姜)とスチームジンジャー(乾姜)と異なる2種のジンジャーをブレンドしているところ。
冬場はもちろん、冷房で冷えたからだをほっとあたためてくれるティー。
みかんの皮、イチョウの葉など、血流をよくするハーブがたくさんブレンドされているので冷え性の女性におすすめ。
4. ハッピーノーズブレンド
—13種類—(ノンカフェイン)
【配合ハーブ】ネトル、レモンマートル、エルダーフラワー、ルイボスグリーン、レモンバーベナ、ペパーミント、マロウブルー、ヒソップ、タイム、甜茶
【その他】エキナセア、ホーリーバジル、アイブライト
特徴は、気管支やのどの炎症、鼻づまりを抑えるヒソップ、血液浄化に役立つネトル、抗菌作用のレモンマートル、抗アレルギーや花粉症などのカタル症状におすすめのエルダーフラワーで、季節の変わり目やじんましん、目や鼻のアレルギー症状を助けるブレンド。
味わいは、レモンバーベナやペパーミント、ヒソップのすっきりした爽やかさやエルダーフラワーのやさしいまろやかさで呼吸器の気道がゆるく、すーっと通るようなイメージ。
のど鼻の調子が悪いときやアレルギーを薬で何ヶ月も飲んで対処して、また発症してを繰り返すくらいなら、こういったハーブで内側から強くしていくのがおすすめ。
5. 爽快ミントブレンド
—15種類—(ノンカフェイン)
【配合ハーブ】カルダモン、ペパーミント、レモングラス、マリーゴールド、アーティチョーク、リコリスルート、フェンネル、カモマイルジャーマン、みかんの皮、マーシュマロウ
【その他】ホーリーバジル、メドゥスイート、クローブ、パセリ、シナモン
カルダモン、ペパーミント、カモミール、レモングラスなど腸の働きを整えるハーブが入っているので食後や休憩タイムなどにおすすめのブレンド。
ミントらしい香りや味わいは強くなく、口あたりの良いすっきり感。
単品では苦味の強いアーティチョーク(肝臓機能強化をして、中性脂肪数値を下げてくれる)もまったく苦味を感じないブレンドで、飲みやすい味になっている印象。
6. 蒼のメグスリノキブレンド
—11種類—(ノンカフェイン)
【配合ハーブ】ペパーミント、ルイボスグリーン、カモマイルジャーマン、ギンコウ、アイブライト、ローズマリー、マロウブルー、バタフライピー、メグスリノキ
【その他】メドゥスイート、レッドグレープリーフ
日本だけに生息する落葉高木のメグスリノキ、アイブライト、青色色素のアントシアニンを豊富に含むバタフライピー、マロウブルーなどを配合した名前の通り目疲れケアに特化しているブレンド。
ふつうに食事のときでも違和感なく飲めるし、PC作業中はもちろんのこと、目を酷使する現代人としては日常的に取り入れたいティー。
7. おやすみ前のカモマイルブレンド
—10種類—(ノンカフェイン)
【配合ハーブ】レモンバーム、カモマイルジャーマン、マジョラム、バジル、バレリアン、パッションフラワー、リンデンフラワー、レモンマートル
【その他】カリフォルニアポピー、アグリモニー
穏やかな鎮静作用のあるカモマイルジャーマンやリラックス作用のあるパッションフラワー、リンデンフラワー、そして不眠症改善に役立つバレリアンが配合されているブレンド。
バレリアンは、神経性の睡眠障害に役立つ不眠症に作用するハーブなので、まさに寝る前のお茶なのだけれど、単品だと本当に飲みずらく...、鼻を突く強烈な発酵臭がするハーブにもかかわらず、うまくブレンドで緩和させているので、ぜんぜん平気。
パッションフラワーやリンデンフラワーなど、やさしく中枢神経をリラックスさせるハーブも入っていて、まさにザ・リラックスブレンド。
8. 女性の味方ブレンド
—13種類—(ノンカフェイン)
【配合ハーブ】西洋ニンジンボク、セントジョンズワート、ネトル、ルイボスレッド、ヤロウ、シベリアンジンセン、カモマイルジャーマン、黒豆(黒大豆)、シャタバリ、リンデンフラワー
【その他】レディースマントル、セージ、ローズヒップ
生理周期を整えてPMSを緩和するニンジンボク、貧血対策のネトル、葉酸やミネラルを含むシャタバリ、生理痛を緩和するレディースマントルなど、ホルモンバランスを整えることが大事な女性にとってうれしいブレンド。
妊活などにも、日常的にセルフケアとして取り入れたいお茶。
9. 高麗人参剛力ブレンド
—20種類—(ノンカフェイン)
【配合ハーブ】マテグリーン、マルベリー、マカパウダー、シベリアンジンセン、霊芝、黒豆(黒大豆)、ミカンの皮、ハトムギ、クコの実、高麗人参
【その他】クコの葉、甜茶、グアバ葉、杜仲茶、ターメリック、ジンジャー、サラシアレティキュラータ、アガリクス、シナモン、ローズヒップ
漢方の強壮薬として有名な高麗人参、霊芝、マカ、心身のストレス・疲労を緩和するシベリアンジンセン、スーパーフードのクコの実(ゴジベリー)など、疲労回復、身体を強くしていきたいときに飲みたいブレンド。
個人的にはこのシリーズでは、こちらが一番日本人の食事にも合うと思うので、タイミングを選ばず定期的に続けられるティー。
ものすごく疲れたら、高麗人参剛力ブレンド、美容やホルモンバランスを整えたいときは東方美人、女性の味方ブレンドなど、毎日の状態に合わせて直感で選んで飲むことを続けてみて1ヶ月。
もともと日常的にハーブティーを飲んではいたけれど、感情の揺らぎがある女性としての気持ちの動き、小さな変化に気づけるようになり、より身体のリズムを意識できるようになった。
「わたし、今日の出来事で傷ついていたんだなぁ」と思えば、今夜は疲れているから簡単に淹れられる寝る前のリラックスブレンドを飲んでぐっすり眠れるように自分をケアする。
女性は約1ヶ月毎の生理周期で身体が変化するからこそ、30日のリズムを意識して自分に向き合う必要がある。
なによりも、「あなた自身で選んであなたらしい30日を作るんですよ」と飲む人に自分自身と向き合う時間を作ってほしいというメッセージがお茶から伝わってくるようで、植物療法士である自分としても改めてお茶の時間を大切にしようと思えるきっかけになった。
薬に頼る思考を捨てたら、自分の力で体調を整えられるようになった
振り返ると昔は、ちょっと体調不良が起きると薬を飲み、風邪をひいたらすぐに病院に行っていた。
生理痛には必ず鎮痛剤。
それだけでなく、婦人科で定量ピルももらい数年飲みながらホルモンバランスを調整していて。
「それで痛みが減るのなら...飲まなきゃいけないのはしかたない」と思っていた。
生理痛のひどい女性はピルとロキソニンを服用している人は少なくない。
でも、その場限りの対処法は、結局1箇所治っても、また次、また次と別の場所の不調が繰り返され、内科のあとは、耳鼻科、そのあとは、婦人科...など、病院まわりをせざるを得なくなったこともあった。
蕁麻疹なども2・3ヶ月薬で治療したところで、そのうちまたぶり返してしまう。
極めつけは、仕事の人間関係で生じたストレスによる坐骨神経痛が続いたこと。
「このままではいけない」と思いながらも、鍼治療や整骨院などに通う日々。
ストレスといっても自律神経系のケアって、どうやったらいいのだろう...と悩みつつ、まずは今の自分にとって我慢の原因になっている人間関係からは卒業をしようとデトックスをすることを決意。
向かいたい人生も少しずつ明確にイメージが固まり始めていったのと同時に、薬に頼る生活をやめたいと、副作用のない植物療法をスタート。
ハーブティーやハーブエキスをなるべく毎日取り入れるようにしていくと、毎月の生理の重さや手足の冷えが緩和して、一番驚いたのはほとんど風邪をひかなくなったこと。
「薬に頼る」という生活では、外に船の操縦を任せてしまうものだが、ハーブの力を借りて、本来の自然治癒力を高めていくというのは、あきらかに自分が舵をとった暮らしだ。
だからこそ、日々の身体の状態も把握でき、体調コントロールができるようになる。
一番重要だったのは、やり方から入るのではなく、まずは考え方を根底から変えることを学んだことだったと思う。
健康な肌や身体の状態を保つためには、つらいことがあっても「何とかなる」と考えたりして、ストレスホルモンを出さない前向きな思考をもつあり方が大事なのだ。
人の言葉や想いに振り回されることなく、自分が目指す道を大切にする感覚を身につけられると、身体が楽になる。
ハーブに頼るのではなく、サポート役としてハーブのケアを取り入れることで、自分の身体は免疫が強いから大丈夫と思えて心が安定するようになっていったのは、とても大きな変化だった。
毎日続けられるお茶の時間を通して、自分に向き合った暮らしを
先日、数年ぶりかというくらいに、夏風邪をひいた。
暑いことで「すぐに体を冷やしたい」欲に負けて自分の身体を軽視して、冷たく冷やしたアイスハーブティーを飲んだり、クーラーをつけっぱなしで寝たりと、身体を冷やすことばかりしていたことが原因。
夏バテは暑さが原因となるよりも、内臓の冷えが原因なことがほとんど。
体温が一度下がると、免疫力が30%低下するとも言われているし、特に女性はホルモンバランスに体調が左右されるので、女性ホルモンがつくられている卵巣を冷やさないように体温ケアを意識しないと、不調に陥りやすくなる。
本来、女性はゆったり過ごして、身体を休ませたほうがいい性。
少し、病院がちらついたけれど、風邪を治りやすくする免疫アップのハーブエキスや30日茶の温巡ジンジャーブレンドで身体を温めたり、すぐに大根とはちみつ、ビタミンCが豊富なローズヒップをいれた大根飴をつくって、のどのケア。
※大根飴とは、大根をはちみつに漬けた後にできるエキスのことで(冷蔵庫で2〜3時間から一晩おく)そのまま舐めたり、お湯で割って飲んだりする昔からの民間薬。大根に含まれる消化酵素のジアスターゼがはちみつに溶け出し、はちみつの保湿・抗菌作用と大根の消炎作用がのどの炎症・咳などを鎮めてくれる。
飲み物は常温以上にして、身体を休めるようにしたら、自然と数日後に回復した。
昔の自分だったら、病院に行き、薬をもらって治ったらまた忘れてしまうという繰り返しだったと思う。
こうやって、予防できなかったときも、何が悪かったか理由がわかるようになり、すぐにケアができるというのは新たな自信にもなる。
普段ハーブティーを飲む時間を通して、自分の内面と向き合って状態を把握していると、いざというときにもあわてない。
本当にその行動は今の自分にとって必要なのか?と考える習慣を身につけることは、自分らしい暮らしに近づけてくれる。
ぜひ、身体と心のバランスを整えて健やかに過ごすためのお守りとなる暮らしを、1杯のハーブティーから始めてみてほしい。
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竹内 亜希子 Akiko Takeuchi
-植物療法士(フィトセラピスト)
-女性の健康経営推進員
-健康経営エキスパートアドバイザー
幼少より10年間シンガポールで暮らす。
帰国後、会社員として働く中で余白時間を奪われる社会の渦に揉まれ、20代半ばに坐骨神経痛を一年患い、根本改善のためにストレスケアにフォーカス。食生活改善と植物療法を実践し、3ヶ月で完治。
植物療法士として、働く世代の女性の心身のセルフケア、ストレスやホルモンバランスの体の変化をコントロールできる体質づくりを指導。
オリジナルハーブティーブレンド 販売、カフェ等の店舗向けオリジナルハーブティー商品企画・提供、大切な人とのヘルシーな時間を追求するカルチャーメディア『Documentary Gift 』を運営。
現在は、ヘルスケア企業にて、健康保険組合や企業に向けた生活習慣改善プログラムの提供・運営や健康経営推進、中でも女性の健康づくりに注力。
働く女性にとっての「からだにいい生き方」や予防のための「セルフケア」を継続する暮らしのつくり方を伝えている。
趣味:日々の楽しみは、心打つライブと毎日調合するハーブティー、そして家族と食卓を囲う時間。